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チビと出会ったのは、昭和から平成に変わった年の夏、
4年半勤めていた会社を退職する日だった。 最後のタイムカードをスタンプしようと事務所へ行くと、 カウンターの上に置いてある段ボールの中で、1匹の子猫が丸くなっていた。 聞けば、取引先の会社で生まれた子猫で、里親を探しているとのこと。 子猫と私はしばし見つめ合い、「ビビビッ!!」 と、運命の出会いを感じた私は、 助手席に子猫入り段ボールを乗せて会社をあとにした。 猫と暮らすのは初めてだった。 チビはあの手この手で私を翻弄させた。 木に登って降りてこられなくなったり、急に咳き込んでオエオエっともどしたり。 洋服は毛だらけ、カーペットは繊維が飛び出してぼろぼろ。 猫の生態をよく知らない私は、彼女の機嫌を損ねては猫キックをお見舞いされ、 両腕には生傷が絶えなかった…、飼い主虐待。 そのチビも、今年、我が家へやってきて17回目の夏を迎える。 人間で言うと90歳の老猫は、さまざまなシーンの中で、私を見続けてきた。 怒っている私、泣いている私、有頂天な私、落ち込む私。 この17年間のうふふな私やとほほな私を、チビはずっと見てきた。 そう、友達や彼や家族さえ知らない私を…。 チビの目に、私はどう映っているのだろう。 要領のいい器用な人間?? それとも要領の悪い不器用な人間?? ときどき思う、「チビがことばを話すことができたらなぁ~」 と。 #
by smoothnote
| 2005-05-27 23:47
| * ヒトリゴトログ
今月20日、「愛・地球博」 の入場者数が50万人を突破したそうだ。
185日間の会期中、予想入場者数は1,500万人だとニュースで伝えていた。 今から35年前、「大阪万博」 が開催された。 開催期間は、1970年3月15日~9月13日までの183日間。 期間中の入場者数は、約6,200万人。 「愛・地球博」 の予想入場者数のおよそ4倍。 高度成長期の真っ只中にあった日本を象徴する数字である。 そしてそのうちの1人が、私。 1970年、夏休みのある朝、ラジオ体操をさぼってのん気に過ごしていると、 「だらだらしてないで早く着替えなさい!!」 と、母にせき立てられた。 「朝から何をイライラしてるんだろう…」 と思いながら渋々着替えると、 母は兄と私を連れ、戸外に待たせてあるタクシーに乗り込んだ。 「どこに行くの?」 と聞いても、母は何も答えてくれない。 10分ほどして到着したJRの駅で、大阪へ行くのだと、母は教えてくれた。 夜行列車に揺られ、翌朝大阪駅に到着。 親戚の叔母さんの案内で、私たちは万博会場へと向かった。 会場では、見るもの全てが田舎っぺの私を興奮させた。 大阪万博のシンボル的存在であった太陽の塔に始まり、 巨大なエアドームのアメリカ館、アルミニウムの外壁でキラキラ輝くスイス館、 大きな円形の屋根を宙吊りにしたようなオーストラリア館。 どのパビリオンも2時間待ち、3時間待ちは当たり前だった。 あれから35年、である。 先日、「愛・地球博」 のニュースを見ながら当時の思い出話をしていたら、 母がにやにや笑いながら、「あれは家出だったのよ」 と言った。 何も知らず、能天気に夏休みの小旅行を満喫した兄と私。 母はどんな気持ちで太陽の塔を見ていたのだろう…。 #
by smoothnote
| 2005-05-22 18:59
| * オモヒデログ
年を重ねると、秘密にしておきたいことが増えてくる。
人に見られたくないもの、人に知られたくないこと、 見られてもた~、知られてもた~、程度で済むこともあれば、 見られたら最後、知られたら最後、なんてヘヴィなことまで。 誰にだって大なり小なりある、ハズ、秘密にしておきたいことが。 ボロが出ないよう見破られないよう、 隠しているのに隠していないかのように振る舞う。 さっきまで人のことばをさえぎる勢いで饒舌に語っていたのに、 秘密にリンクしそうな話題になるととたんに寡黙になる。 危ない危ない…。 ありのままの自分で堂々と、胸を張って生きていたい。 願わくば、これ以上秘密が増えませんように…。 #
by smoothnote
| 2005-05-17 22:42
| * ヒトリゴトログ
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